「みんなにとってのゴミゼロを探して欲しいと思います。それも言いたくて、今回、こういう形にしました」
「あっちゃん、今回のコンサートやるの、去年のゴミゼロ終わった時に決めました。ゴミゼロ終わった後に、“来年のゴミゼロは歌います”って言いました」
「今日の日に合わせてスケジュール組んで。そいで、あっちゃん、あの子供達とか、手伝ってくれた人達とか、ボランティアの人とか、来てくれた人、みんな無料招待にしようかって言って、それで進めてました」
「でも、今、知ってるか?個人情報保護法の壁は厚くて…。いろんなので捜索したけど、子供達は大きくなって、学校巣立ってるし。なかなか探し切れませんでした」
「いっぱいの人が参加してくれたから。“こっちの人は呼んで、あっちの人は呼ばない”ってなった時に、それ、あっちゃん、どうやって謝ればいいかわからなかったし」
「で、“無料でやる”って、新聞で、なんか、尋ね人みたいのやろうかなとか。いっぱいやってみたんだけど。いっぱい考えて。でも、シンプルに歌うっていうことが1番いいんじゃないかなって思って」
「あっちゃんのゴミゼロって、“愛してる”っていうことだから。“愛してる”って言うってことは、あっちゃん、今、歌うことだから」
「だから、こういう、“普通のチケットを買って来てもらう”っていう、コンサートの形式にしました」
「みんなをホントは招待して。あの時、手伝ってくれた人達とか、今、たぶん、ここに入れなかった人とかもいると思うし。あの子供達とか、みんなに、“ありがとうの歌”歌いたかったけど。それ、とっても無理だったし、出来ないことなので、あっちゃん、これからもずっと歌っていくことで、その恩返しをしたいと思ってます」
「そして、もし、この中に、あっちゃんにお手紙をくれて。“助けて欲しい”っていう手紙をくれた人がいると思います。でも、あっちゃん、すぐに飛んで行けなかったです。あっちゃん、自分で、そういう手紙も読んで。でも、あっちゃん、カンボジアの子供、すぐに助けに行けないし…」
「だから、何するかって言ったら、やっぱり、歌うことだと思いました」
「だから、今、もし、ここに、あっちゃんからの返事を待ってる人がいたら、謝りたいです。あっちゃん、期待に応えられません。ごめんなさい」
「でも、あっちゃんは、自分のやり方で、自分の立ってる場所を、ちゃんと愛していこうと思ってます。だから、あっちゃんが、こういうふうに、わがままに歌うことを許して下さい」
「言いたいこと、全部言えたかわかんないけど…。でも、すぐ、Coccoって、“ああ、ゴミのね”って言うの。ゴミじゃなくて歌だよ。Coccoは歌が歌いたくて。Coccoは“愛してる”って言いたいんです」
「だから、その結果がゴミゼロだったわけで…。あっちゃん、みんなにとっての、みんなのゴミゼロを探して欲しいと思います」
「でも、手伝ってくれてありがとうだし。今日も来てくれてありがとうだけど…。でも、みんな、それぞれ、自分のやり方で、自分のゴミゼロを探して欲しいと思います」
「I'm giving quite long speach now, but things are so simple. what I want
to say is I love my country, and I want to love your country, and I want
to love the world we're living now. I'm really glad to be here tonight.
thank you for coming. thank you.」(英語のメッセージについては、他サイトに載ってたのを写させてもらいました)
「沖縄で、ずっと、歌うことを夢見た曲を1曲歌います」
9.コーラルリーフ
10.Raining
11.愛うらら
12.流星群
13.カウントダウン
14.インディゴブルー
15.暗黙情事
「昨日、ひめゆりの塔に行きました」
「あっちゃんが、前行った時より、リニューアルされて、とてもきれいなところになってて、新しい資料館も出来てました。観光バスもいっぱいあって。いろんな人がいっぱい訪れてる模様でした。鶴がいっぱい飾ってたから。いっぱい来たんだず(←ここ、よく聴き取れませんでした)」
「その資料館、300円かかるんだけど。あっちゃん達が小学校の時とかって、慰霊の日とか、図書館に沖縄戦の写真いっぱいになるのさね。して、その写真、もう1回見ようと思って行ったんだけど、もっとよ、なんか、ピースフルな場所になってて。ひめゆりの顔写真とかよ、写真ない人もいるんだけどよ。名前とよ、どんなやって死んだかとか。あと、その人の特徴が書いてあるわけ。ホクロがあったとか、お料理が上手な、えくぼの可愛い人だったとか。1人1人が全部あるわけ。それ見た時に、あっちゃん、とってもうれしくて」
「今までよ、“ひめゆりの人達の犠牲者”っていう固まりだったのが、ちゃんと1人1人が、1人1人になってて。しかも、特徴とかも書いてあるっていうことは、存在してたっていう、誰かが覚えてたっていう、それがよ、なんか、とってもうれしくって」
(続く)