10. 陽の照りながら雨の降る
(ザンサイアン/2006年)
復帰2作目(になるのかな?)の曲です。
活動休止前の曲ばかりでまとめるかと思ってたので、ここでこの曲が登場してきたのは意外でした。
沖縄を感じる、優しい雰囲気の曲で、当時、大好きだった曲のひとつです。
11. 手の鳴るほうへ
(陽の照りながら雨の降る/2006年)
アルバム未収録の曲です。この曲の雰囲気も凄く好きです。
12. ありとあらゆる力の限り
(パ・ド・ブレ/2014年)
私がCoccoの音楽から離れていた時期の曲です。震災がきっかけで、音楽全般から離れていた時期があって…そのまま聴かなくなっていました。
その後、アダンバレエをきっかけに戻ってくる形となったので、2011~2015年頃の曲は知らないものもあって…この曲は、今回の20周年ベストで覚えたばかりの曲です。
13. ポロメリア
(ラプンツェル/2000年)
夕陽をイメージしたようなオレンジ色のライトが、とても印象的でした。
私の大好きな大好きな曲のひとつです。今回の選曲、ラプンツェル率が高くて、わたし的にたまらなすぎでした…。
「やわらかな傷跡」「しなやかな腕の祈り」「コーラルリーフ」に続き、私の大本命とも言うべき、この曲を歌ってもらえて…もうホントに、嬉しすぎて幸せすぎて、ずっと涙が止まりませんでした。
原曲のイメージよりも、迫力のある歌い方で、力強い雰囲気の「ポロメリア」でした。
14. 強く儚い者たち
(クムイウタ/1998年)
代表曲中の代表曲。大好きな曲のひとつです。
ライヴでは定番になってるけど、やっぱりこの曲の前奏がはじまると、胸が熱くなります。
15. 樹海の糸
(ラプンツェル/2000年)
この曲も大好きな大好きな曲のひとつです。
緑色の優しい照明が、とても印象的でした。
どの曲の後だったか、正確に思い出せないのですが…たぶん、この辺りに2度目のMCがありました。
「少しお話をします」と話し始めるCocco。
「みんなはコウのこと、“Cocco”って呼べるけど…私はみんなのこと、“みんな”と一括りにしか呼べない。ひとりひとりと向き合えていないような気がして、ずっと罪悪感を感じていた」
「なんか伝えたいことがある時、昔はDMリストってのがあって…今は便利になったけど。Liveの時にCoccoの情報知りたい人は、名前と住所書いて箱に入れてくださいって。DMリストでツアーのお知らせとか送ってました。活動休止する時、事務所から、そのDMリストを盗んで逃げました。今、ここに懺悔します。今だったら犯罪になるだろ?個人情報保護法あるから。昔は捕まらなくてよかった。昔でよかった(笑)」
「沖縄に帰って、DMリストの名前を、大学ノートにあいうえお順に書き写していった。それで、ひとりずつ名前を声に出して呼んだ」
「ここにもいるかや?コウが名前を呼んだ人」という言葉に、客席から「ハガキ届いたよー」「ありがとー」と次々と声があがります。「試すようなことしてごめんな。ありがとう」とCocco。
ひとりひとりの名前をノートに書き写し、声に出して名前を呼んだという彼女。
ああ、Coccoらしいなあと思い…愛しくて、涙してしまいました。
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