「愛するこころ」



このアルバムの実質的な1曲目となります。
バラード曲がアルバムの1曲目にきたのは、ドリのアルバムではこれが初めてのことでした。
実質的な1曲目には、どういう形にせよ、このアルバムの強さを象徴するようなものが絶対にいいと思ったそうです。

この詩はレコーディングでロンドンにいるときに完成したそうです。
まささんからこの曲を受け取って、ずっとテープで聴いている時に、「なんにもいらない〜」のフレーズが降りてきたそうです。
「せかいの終わり」という言葉がきた時点で、美和ちゃん自身も驚いたそうです。「これを歌えるんだろうか」と思ったそうです。
でも詩が出来上がり、スタジオのコントロール・ルームの隅っこで、デモテープをヘッドフォンステレオで聴きながら、軽く小さな声で1回通して歌ってみた時、言葉とメロディーに心打たれて、何が何だかわからなかったけど、涙がポロポロ出てきたそうです。
「この曲にはこの詩しかありえない、ほかには考えられない」と思ったそうです。そして、「こういう詩を抵抗も照れもなくちゃんと歌える、そういう自分に今はなったから、これが降りてきたんだなぁと思った」と、アルバムのインタビューで語ってくれています。



■せかいの終わり