【2/16更新のドリラより】
ここで、ちょっと、「何度でも」についてのお話をしたいな、と。
ドリラもそうなんですけど、ドリラと一緒に、みなさんにも・・・ベイビーズにもお話をしたいと思うんですけども。
この曲は、去年の夏の時点で、救命病棟の、また主題歌をやりましょうというお話をいただいて。
で、始め、台本見せていただいたんですよね。
準備稿といって、ちゃんとした台本になる前の、だいたいのあらすじが書いてあるものです。
それが、大都会に震災が起きるという設定になってまして、非常に重いテーマなので、僕たちも、そういうドラマならば、どういうふうな曲をつけたらいいのかと、非常に深く深く考えているところに、中越地震が起き、そして、その中越地震の前は、台風で水害災害、大変でしたね。今も大変ですね。
それから、スマトラ沖地震、津波が起きました。
その中で、果たして、こういう内容のドラマでいいのかどうかっていうことで、映像チーム、ドラマチームも、非常に悩んでおりました。
そして、その中で、やはり、我々が、今やらなきゃならないことっていうのは、その中でも、勇気を持って、やはりその、今、生活しているみなさん。
それから、我々、この前、新潟行って来たんですね。
で、あの、新潟が決まった時点では、地震が起きてなくて、で、途中、地震が起きて、大変な思いをなされていて、もちろん新幹線も走ってませんでしたし。
我々、いったいどうしたらいいんだろうということで、新潟行って来たですけど、その新潟ベイビーズの中には、被災された方、それから小千谷から来た方、それから仮設住宅から来ましたという方、たくさんいらしていて、僕ら自身が非常に、逆に励まされたんですね。
そんな中で、頑張ってる方に「頑張れ」という歌じゃなくて、その、頑張ってる、へとへとになる、もうやんなっちゃう、もう、頑張ってるけどどうしようもうない時ってあるじゃないですか。そんな時に、ちょっとスイッチを押すような、そんな歌。頑張るきっかけになるような歌。
「頑張って」じゃなくて、「頑張るきっかけになるような歌」にしようということで、ドラマのスタッフの方と考えて、とにかく何回も何回も話し合って、吉田も非常にいろんな意味で苦しんで書き上げた詩が「何度でも」であると。
(中略。ここで1通、美和ちゃんからメールの紹介がありました)
本当に大変なことばかりだと思います。
個人的にも大変なことってあるじゃないですか。
友達とうまくいかないとか、親とうまくいかないとか、学校行きたくないとか。
もちろん、たくさん、いろんなことが・・・1億人いれば、1億通りの人生があると思います。
そんな中で、「何度でも」が、いろんな意味で、みなさんの背中を叩いてくれるような、そんな歌になれば、と強く強く願っております。