18. BEAUTIFUL DAYS
(プランC/2014年)
「プランC」からの1曲で、「BEAUTIFUL DAYS」という曲。
今回、私の知らない曲は、この曲も含め、「希望の光」「コスモロジー」「BEAUTIFUL DAYS」の3曲でした。
19. 眠れる森の王子様 ~春・夏・秋・冬~
(ブーゲンビリア/1997年)
続いてはじまったのは「眠れる森の王子様 ~春・夏・秋・冬~」。
彼女の激しく狂気じみたような歌声と、その姿に合わせるかのような激しい照明の演出が物凄くて、恐ろしいほどの世界でした。
照明の効果で、Coccoの姿が瞬間ごとのコマ送りのように、途切れ途切れに見えます。
別次元のような、踏み入れてはいけないような世界がそこに存在していました。
あんなに細い手足で、あんなに激しく、命を削るように歌い続けて…倒れてしまわないかと心配になってしまうほどの迫力でした。
20. 蝶の舞う
(エメラルド/2010年)
ここで、まさかの「蝶の舞う」です!!!!!
「眠れる森の王子様」のラストから、そのまま、「蝶の舞う」の前奏がはじまり、心の中で、うおおおお!って興奮しまくっちゃいました。
まさかの「エメラルド」の興奮ふたたびです!!!
癒し系の楽曲も好きだけど、こういう狂気じみた激しめの曲を歌う彼女は、凄まじいほどのかっこよさです。
気迫を帯びた歌声。激しすぎるヘドバン。鳥肌が立つようなオーラ。存在感と威圧感が物凄かったです。
21. 有終の美
(アダンバレエ/2016年)
そして…「有終の美」です。
美しいピアノソロで、少し踊ってみせるCocco。
壮大な歌声。強さと美しさを感じる曲です。
今の彼女を象徴している曲のようにも感じました。
22. ひばり
(アダンバレエ/2016年)
「ありがとう」「こんばんわございます。Coccoです」
「神頼みってのは好きじゃないけど、初詣とかには行く」
「みんなに良いことがありますようにって、今まではそう祈ってた」
「だけど、今は、みんなと自分に良いことがありますようにって…。欲張りになった」
「みんながこんなに想ってくれるから、自分のことは後回しで、みんなに良いことがありますようにって」
「でも、欲張りになった。みんなと自分に良いことがありますようにって…。欲張りでごめんな」
「だけど、欲張りになったら、スッとした」
「みんなと自分に、たくさん良いことがありますように」
「いつも、ありがとう」
短い短いMCだったけど、「みんなと自分に」っていう彼女の言葉を聞けたことが、すごく嬉しかったです。
ラストナンバーは「ひばり」。透明感のある美しい歌声と、愛する人を想う歌詩に、いろいろな思いがあふれてしまい、涙が止まりませんでした。
大切なものをなくしても生きていく人の歌。大切な者を守れなかったとしても生きている人の歌。
彼女が音楽を続けてくれていること、そして、このアルバムを出してくれたことに、感謝します。
メンバー紹介の後、全員で手を繋いで、お辞儀をします。ドラムの椎野さんに抱きついているシーンが素敵で、なんだかドキドキしちゃいました。
ステージの床に置いておいた花束を抱え、客席にいっぱい手を振って、美しいバレリーナ風のお辞儀を、あっちにもこっちにもしてくれます。
ずっとずっと鳴り止まない拍手。退場を惜しむように、ずっとずっと笑顔で手を振ってくれるCocco。
こんな彼女の姿が見れるなんて、こんな表情の彼女が見れるなんて…もうホントに、胸が詰まるような思いでいっぱいでした。
6年ぶりのCoccoのライヴは…やっぱり物凄かったです。圧巻でした。
透明感のある美しい歌声。体中に沁み込んでくるような優しい旋律。独特の雰囲気を持つ詩の世界。
彼女が奏でる言葉のひとつひとつの発音や、音の伸ばし方。異国の雰囲気を感じるような沖縄訛り。
1曲の中の、どの部分を切り取っても、彼女の魅力が詰まっていて…やっぱり好きだなって、その姿を見るたびに、その歌声を聴くたびに実感します。
彼女がこうして音楽を続けてくれていることに、心から感謝します。
帰りは、三軒茶屋駅から田園都市線・山手線経由で新宿駅に向かい、高速バスで帰ってきました。
バスタ新宿で、高速バスに並んでいる時に、すぐ後ろにいた可愛らしい女性に「Cocco行ってきたんですか?」と声をかけられました。
グッズで購入したモーブ色のトートバッグを肩から提げてたので、それを見て話しかけてくれたみたいです。
なんだか緊張しちゃって、言葉少なめになっちゃったんですけど…バスが到着するまでの、ほんの短い時間でしたが、ライヴの感想などを話せて、とても嬉しかったです。
つたないレポを最後までお読みいただき、ありがとうございました。
もし読んでいただいた感想等ありましたら、ブログにコメント頂けると嬉しいです☆
(2016/10/13)