ハーヴィ・メイスン
西海岸を代表するセッションドラマー。
1973年にハービー・ハンコックの大ヒット作「ヘッドハンターズ」に参加して注目を集めました。
プロデューサーとしても、ソングライダーとしても非常に素晴らしく、フュージョン、ジャズ、ポップス、とにかくすべてのプレイが聴けます。
最近では、ボブ・ジェームスやリー・リトナー等とのユニット「フォープレイ」のでも親しまれていて、実質上、彼がリーダーとしても活躍しているそうです。
■吉田美和について
まず、なんと言っても、美和のエネルギーに驚かされます。
ピッチ、音程が素晴らしいこと。それから、歌を歌う能力そのものも素晴らしいと思います。
もう、天才的な部分というものを感じます。
ポップなものから、それ以外の領域に進んで行くというクロソーバな部分。
■プロデューサーMASAについて
とても素晴らしいプロデューサーだと思う。
きちんとした音楽トレーニングを積んでいること。耳も非常にいい耳を持っている。何をするべきか、何をしたいか。
それから、多くの人々と一緒に仕事をしていくというやり方。プロデューサーとして素晴らしい能力を持っていると思います。
もう、このアルバムがすべて物語っていますね。
もちろん、MASAはグレートガイ。素晴らしいです。
(ここで、「Yes, Masa?」「thank you. Harvey」というやりとりがありました)
■リスナーへのメッセージ
日本のファンに対しては、みなさん、素晴らしいリスナーであることは解っていますが、ずっとそのように音楽を愛し続けて欲しいし、音楽を聴き続けて欲しい。
自分も日本に来て、楽しい時間を過ごしていますが、レコードを聴いて欲しいですね。自分のレコードも聴いてみて下さい。フォープレイもチェックしてくださいね。
(「中村正人のKDDサンデーネットワーク」1996年5月19日放送分より)