グレッグ・アダムス



彼は、至上最強のファンク・ホーン・グループ「タワーオブパワー」のオリジナルメンバーとして25年以上も活動してきました。今はソロとしても独立しているそうです。
その革新的なホーン・アレンジのほとんどを手がけていて、まさに、ホーン・セクションの神様とも言うべき存在です。



■今まで共演したシンガーについて

チャカ・カーンは、私の好きなシンガーのひとりです。何年も前ですが、ルーファスのアルバムで仕事をしました。
あと、アニー・レノックスですね。彼女は、ユーリズミックスのアルバムと、それから、ソロのプロジェクトと、両方、仕事をしてます。
みんな、それぞれ、すごい個性を持った人達です。
美和も、私の好きなシンガーになりました。
やはり、独自のスタイルを持っていて、個性豊か。今まで私が聴いたことのないライプのシンガーだと思います。
すごい個性があって、それは、インターナショナルなフレーバーを持っていると言えると思います。
ヴォーカルアプローチ、それから、彼女が英語と日本語、両方で歌えることも非常に面白いと思います。
なんかこう、領域とか壁のない、ボーダーラインがないヴォーカリストという感じで、すごい世界的だと思います。

■リスナーへのメッセージ
今回、このメンバーで、このグループで演奏できるというのが、もう最高のミュージシャン達との共演ということて、すごく楽しんでます。
25年以上、音楽評価のすごく高い、「タワーオブパワー」というバンドで、自分もやっているわけですが、逆に、これだけのメンバー、今のこのメンバー達ととプレイを出来るということは経験の中でもないことなので、この、特にリズム・セクションのメンバー達と一緒にと共演が出来るというのは、自分の中ですごく貴重な経験になっていると思います。
美和は、今回、一緒に仕事を出来て、すごく嬉しいのですが、もう日本に来れて、今までと違うことが出来るという、それが何よりも嬉しいし、貴重なことだと思ってます。
今回のツアーは、そういった意味で全然違うんですよね。自分もすごくドキドキしてますし、ツアーもあっという間に過ぎていくという感じなのですが、みなさん、もしチケットを持っていなければ、ショーを楽しんで欲しいし、もし持っていない人は、次の機会に期待していただきたいと思います。

(「中村正人のKDDサンデーネットワーク」1996年6月2日放送分より)