チャック・レイニー
スタジオミュージシャン、エレクトリック・ベースのパイオニア的な存在。
古くは、サム・クック、アレサ・フランクリン、キング・カーティスなどから、ロバータ・フラック、ジョー・コッカ等のレコーディングに参加、「ガウチョ」を初めとするスティーリー・ダンの一連のアルバムでも、彼の演奏は親しまれているそうです。
その彼のスタイルは今やエレクトリック・ベースの基本パターンとなっていて、彼の影響を受けていないベーシストを探す方が難しいぐらいだそうです。
まささんも、もちろん彼の影響を受けていて、大先生と呼んでいるそうです。
■リスナーへのメッセージ
もし何か言うことが出来るとしたら、すぐにこの世界のワンコミュニティーとなると思うんです。そのように進化していると思う。
音楽はユニバーサルエナジー、世界共通言語になると思います。
隣の人を愛すること。人が人と協力し何かを作っていくこと。
今、私達が、ここに、何かを学ぶためにいるのではないかと思ってますが、何かを作り出して、この今ある肉体をリスペクトして、また、次の進化したレベルに行くというような、学ぶために、ここにいると思うんです。
もし、メッセージがあるとすれば、個人がひとりひとりが違っていても、私達はみんな同じで、私達は生活して生きていかなければならないということ。
言葉が違っていても、流れている血は同じだし、喜怒哀楽といった感情は同じである。
私達は同じものを見て、同じものを感じ、同じひとつのワンコミュニティーに向かっているということを感じています。
音楽ひとつにしても、何か大きなとてもクリエイティブでビューティフルな美しいものを作っていくというひとつのものだと思っています。
(「中村正人のKDDサンデーネットワーク」1996年5月26日放送分より)