『球体』 仙台公演
2018年6月11日(月)
東京エレクトロンホール宮城
1階 20列 8番


圧巻でした。息を呑むような世界だった。歌声も演出も…すべてが異次元の世界でした。
曲とか歌詞とかは、時間が経つにつれて、記憶が薄れてきてしまったけれど…場面ごとの大知くんの姿は、ずっと脳裏に焼き付いています。

歌声の素晴らしさに震えました。私の知ってる大知くんの声じゃないみたいで…今まで聴いたことのないような声に鳥肌が立ちました。
こんな声が出るんだ。ってびっくりさせられてしまった。いったい、どれだけの引き出しを持ってるんだろう。
ほんの少しだけ、大知くんの内面を見せてもらえたような気がして、ゾクゾクしてしまいました。

楽曲も凄かったし、ダンスもやっぱり物凄かった…。
私の思い描いていた“独演”の世界を遥かに超える舞台がそこにありました。
“踊る”というよりも、なんて言えばいいのかな。まさに全身を使って表現している…あ、“体現している”って言い方が正しいのかな。
ひとつひとつの動きが本当に美しくて、男らしくて…その所作に、その表情に、ずっと釘付け状態でした。
本当に綺麗だった。こんなにも美しい人がこの世に存在するんだ…って、ただだた涙が止まらなかったです。

歌、ダンス、振付、表情、所作、演出、構成。
そして、映像、セット、照明…そのどれひとつをとっても、すべてにこだわりを感じました。
誰にも真似できない、まさに唯一無二の舞台。三浦大知にしか創り出すことのできない世界だと思った。
目の前に広がる別次元のような世界…表現者としての彼の底知れない才能に鳥肌が立ちっぱなしでした。



開演時間。スクリーンに映し出される海面の映像。球体の6枚の展開図。
ああ、インスタにあげてくれていた海の写真は、ここに繋がってたんだ…って感動。

「思えばこれまでの人生 海原に浮かぶ一艘の舟」(「序詞」冒頭より)
ステージに彼が現れた瞬間から、まるで吸い込まれるように、すうーっと世界に入り込んでしまったような気がする。
最初の曲が「序詞」で、次が「円環」で…とか、いろいろ頭で考えてる余裕は既になくなっていました。

場面転換で幕が上がると「円環」…これまでに観たことのないような異次元の空間。
前曲の世界観を一切崩すことなく、次曲の世界へと流れていく演出があまりにも秀逸で、そして、一秒一秒が本当に美しくて…。
こんな舞台を、演出から構成から、たったひとりで創り上げたということに鳥肌が立ちました。

君が残していった「硝子壜」を両手に高く掲げながら歌う大知くんの姿に胸が苦しくなりました。
曲、歌詞、歌声、ダンス、演出、表情…その全てがあまりにも美しくてせつなくて、本当にずっと目が離せなかった。
彼の表情もずっと見ていたかったけれど…ステージ全体の演出もやっぱり見逃せなくて、双眼鏡を覗いたり、もう一度全体を見たりを繰り返していました。

記憶が薄れてしまって、もう思い出せなくなってしまったけど…「テレパシー」の歌詞がすごく胸にきたことを覚えています。
あと、「対岸の掟」のセットが印象的でした。大知くんがトートバッグ持ってるのが可愛かった。
「誘蛾灯」のシュールなステージは、あまりにも異様な世界で、脳裏にこびりついています。

そして、「世界」。(←曲名 間違えてたので訂正します。恥ずかしいー)
“君が世界の片隅にいるのではなく、君こそが世界のすべて”
歌詞と、曲と…そして歌声に、涙がずっと止まらなかったです。(歌詞の記憶は、微妙に違うかもしれません)

圧倒的な存在感と、その美しさに、もう瞬きするのさえも惜しくて…。
ただただ息を呑むようにして、ステージを凝視し続けた76分でした。

ラストにクレジットが流れてきて…まるで一編の映画を観ているようだった。
仙台の会場に徐々に広がっていく、いつまでもいつまでも鳴り止まない拍手が印象的で、涙が更に溢れてしまいました。



歌声もダンスも素晴らしかったけど、演出・構成がとにかく凄かった…!!!
曲と曲との繋ぎ方にも、一切の無駄がなくて…その美しい異次元の世界に、ただただ瞬きもできずに魅入られてしまっていました。
演出にもセットにも、細部の細部までこだわり抜いた、三浦大知のすべてをかけた舞台…本当に圧巻でした。
時空を超えた17の物語を、大知くんに導かれるようにして旅をしてきたという感覚。自分がどこにいるのかさえも忘れて、世界に入り込んでしまっていた気がします。

最初は歌声がきっかけで好きになったはずなのに…今ではもう、“三浦大知”という存在そのものに、どうしようもなく惹かれています。
甘くて優しい歌声。圧倒的なダンス。人間としての素晴らしさ。可愛らしさ。
男性としての魅力。謙虚だけど自信に満ちているところ。そして、誰もやったことがない高みへと次々と挑戦していく姿。

あんなに男性的な魅力で溢れてるのに、顔ちっちゃいし丸顔だし、話し方とか笑顔も可愛くて、もう、いちいちキュンとさせられちゃうし…♡
…かと思うと、突如スイッチが入っちゃった時の彼は、もう、たまらなくカッコよくて!!! こんな人が実在していることが、未だに信じられない…。
もう私、大知くんのいない人生なんて考えられないし、逆に、今までの人生、大知くんなしでどうやって生きてきたんだろうってのが不思議なくらいです。

今回の「球体」独演は、大知くんにとって“一生続いていくプロジェクト”
大知くんのこれまでの軌跡を一緒に歩んでくることは出来なかったけど…
今こうして、大知くんがずっとやりたかった“一生続いていくプロジェクト”を始動する瞬間に、ファンでいられたことが本当に嬉しい。
これまでのような本活動と平行しながら、何年かに1回くらいのペースで、独演の舞台をまた見せてもらえたらと思っています。

ところどころ横道に逸れてしまった気もしますが…拙いレポを最後までお読みいただいて、ありがとうございました。
一度きりの貴重な参戦だったこともあり、あまりレポらしいレポが書けなかった気もしますが…
大知くんの初めての独演という、二度と味わうことのできない舞台を、大切に大切に感じてくることができてよかったです。

最後になってしまいましたが…仙台でお会いできた“せんだいちゃー”の皆さん、ありがとうございました!!!
お花企画も打ち上げも、あまりにも楽しすぎて…一生忘れられない仙台遠征となりました。
せんだいちゃー最高です!!! 本当にありがとうございました。
(2018.6.14)



[追記]
2020年7月22日のスタライでの大知くんの話を聞き、言葉の意味を調べ直し、“仕草”→“所作”という言い方に訂正しました。
(2020.7.23)