【沖縄ライヴMC】



MCの内容を書き留めてみました。
WOWOWをご覧になれなかった方にも、お伝えすることが出来ればうれしいです。



1.音速パンチ
2.首。
3.眠れる森の王子様 ~春・夏・秋・冬~


最初に、沖縄の言葉で挨拶。
「はいたい、ぐすーよーちゅーうがなびら、Coccoやいびーん」(みなさん、こんにちは、Coccoですの意)

「暑い中、ご苦労様です」
「内地から、はるばるかけつけてくれた人に、失礼なのを承知の上で。沖縄ではまだ無名なCoccoとしては、この3分の2ぐらいは、県民であることを祈ります」

4.Swinging Night
5.夏色
6.樹海の糸
7.コンポジションA


「メンバー紹介します」
「ギターの長田です。ピアノやさんの店長です。ドラムのテツです。ベースのネギです」
「あと、今回、特別に、友情助っ人で、このツアーとゴミゼロを支えてくれました、グレイプバインの西川です」
「沖縄で、このメンバーを紹介出来るのは、夢みたいです」

「ゴミゼロ大作戦のヘブンズヘルから、“道なき道”を演ります」
「リハの時、めちゃくちゃだったから心配です」
「(メンバーに向かって)あれだよ?ジャカジャーンだよ。ジャーンじゃないよ。西川もだよ。ジャーンじゃないよ、ジャカジャーンだよ」
「(客席に向かって)座ってる?みんな。立ってる?座っていいよぉ」

8.道なき道

「ちょっと、ゴミゼロの話をします。歌聴きに来たのに、講演会みたいになってもあれなんだけど…」
「3年前から、ゴミゼロ大作戦っていうのをやりました。次の沖縄を担う若者と一緒に、演奏会をして。1曲だけど。その歌が届いたら、今度、海に行った時、ゴミ1個拾って下さいっていう、演奏会でした。とっても素敵な演奏会が出来ました」
「その次の年に、実際に、じゃあ、ゴミを拾ってみようっていうことをやりました。前の子供達の歌が、県にも届いて、行政も動いてくれたから、県ぐるみで、ゴミ拾いをやりました」
「でも、気がついたら、なんか、エコ問題とかゴミ問題の広告塔みたいになってるCoccoに、ちょっと疑問を持ちました」
「そして、ある日、ゴミゼロを、ゼロから一緒にやってきたラヴイエローが消えました。ラヴイエローいなくなって、そん時に、助けてくれたのが、ゴミ拾いとかの時に、ボランティアで参加してくれたみんなで。そのボランティアのみんなが、お友達と一緒に、今度は、手作りの、もっと小さい、自分のすごく近いところで出来るゴミ拾いみたいのをやりました」

「それからも、あっちゃんのところには、手紙がいっぱい来ます。例えば、“辺野古の海でゴミゼロやって欲しい”とか。あと、“カンボジアの子供達を救う為のチャリティーイベントをやって欲しい”とか。海外のこととか、国内のこともだけど。いろんなお願いの手紙が来ます」
「でも、1番最初に、ゴミゼロ始めた時に、あっちゃんは、辺野古の海に行って、考えて、何をするべきか考えました。オニヒトデの問題のこととかも盛り上がってる時だったし。何をするべきかっていうのを考えて。考えた結果が演奏会で。ゴミゼロっていう形だったから」
「あっちゃんは那覇の人間だから。突然、辺野古に行って、“ジュゴン守ろうぜ、イエイ!”みたいな、そういうのやるの、どうなんだろうって思って」
「もちろん、それはやりたいけど。でも、そういうのって、もっとちゃんとやりたいと思ったから。何か物事があったら、ちゃんと呑み込んでから、理解して出したいから」
「それに、あっちゃんは、那覇に住んできて、那覇で生まれて、この町で出来ることっていうのを考えて。それがゴミゼロだったから。あっちゃんにとっては、それも、辺野古のことだって、全部含まれているわけで。それを含めて、那覇の人間が、地元で何が出来たかなって思って、やったことです」

「でも、エコって、すごく…なんだろ。目をつけられやすいし。今、町歩いてたらすぐ、“あ、ゴミ拾ってるの?”って聞かれます。で、“自分もゴミ拾ってるよ”って言われます。“ゴミ拾ってるから、自分もラヴレンジャーだよ”って言われます」
「でも、あっちゃん、ゴミ拾えって言った覚えはないです。あっちゃんが、自分の生まれたところ、自分の生きてるところ、自分の大事なところで、愛してるって言う為に。もしそれが届いたら、もしそれがよかったら、海行った時、1個拾って下さいって言ったわけで」
「だから、あっちゃんは、みんなにゴミ拾って下さいって言いたいわけじゃないです。意味わかるかや?」

「だからって、辺野古の人達がやってること手伝わないって言ってるわけじゃなくて。みんなに、それぞれのゴミゼロがあると思います。あっちゃんにとって、それがゴミゼロ…って、またタイトルに“ゴミ”ってつけたから間違いだって思うけどよ。ホントは、だったら、“地元大好き大作戦”とかにしとけばよかったんだけど。でも、“ゴミゼロ”ってつけちゃったからよ。実際、ゴミあったでやがったし(←ここ、よく聞き取れませんでした)」

(続く)