Coccoo 60分 Special Live
「エメラルド」 Tour 2010


■2010/11/11(木)
Zepp Tokyo
2階 F列 20番



「Cocco待望のツアー決定!!!」のニュースを知ったのが9月の後半。
“待望”という言葉の通り、心から待ち望んでいた情報でした。

今回のアルバム「エメラルド」は、私の中で過去最高傑作であり、どの曲もどの曲も、「絶対、生で聴いてみたい!」と思う曲ばかりでした。
“60分”と銘打ってあったので、アルバム全曲は披露できないんだろうな…と思っていたのですが、蓋を開けてみると“60分”とは名ばかりで、実際には2時間10分もの超ディープなライヴでした♪♪

Zepp Tokyoに来るのは、美和ちゃんのソロライヴ以来、7年ぶりです。
あの時は1階席で、ステージがまったく見えずに、「音」だけに集中したライヴとなりましたが、今回は2階の指定席。
席に着いてみると、実質、前から3列目の真ん真ん中で、夢のような超・特等席でした♪♪

セットリストは下記の通り。
エメラルドの曲を14曲全部。その他の曲を7曲。全部で21曲も歌ってくれました。
もう、超ディープで、極上のライヴでした♪♪



[セットリスト]

1.ニライカナイ
2.首。
3.強く儚い者たち
4.Light up
5.十三夜
6.カウントダウン
7.4×4
8.クロッカス
9.のばら
10.カラハーイ
11.あたらしいうた
12.焼け野が原
13.樹海の糸
14.三村エレジー
15.Spring around
16.Stardust
17.眠れる森の王子様 ~春・夏・秋・冬~
18.蝶の舞う
19.遺書
20.絹ずれ ~島言葉~
21.玻璃の花



1.ニライカナイ


ステージに、たくさんの花束を抱えたツアーメンバー達が登場。
今回のメンバーは、大村達身(Guitar)、藤田顕(Guitar)、高桑圭(Bass)、堀江博久(Keyboards)、椎野恭一(Drums)
そして、紅一点の歌姫Coccoの登場。今回の衣装は、真っ赤なキャミソールドレスです。

1曲目は「ニライカナイ」。
最初の掛け声、「イーヤ ハイヤ スイ スイ スイサッサー」が、もう鳥肌モノでした。
会場中に響き渡る、凄まじいまでの迫力。背中がゾクゾクっとしました。

掛け声と同時に、照明がバッと赤く染まり、彼女の歌声と重なり合います。
もう、1曲目から完全に圧倒されちゃって、鳥肌たちまくりでした。



2.首。


2曲目が「首。」。やっぱり、Coccoのライヴは物凄いです。
久々の生歌の迫力に、圧倒されっぱなしでした。
なんだか、来てはいけない世界に来てしまったような、そんな感じでした(^_^;
背中がゾクゾクして、寒気さえ感じました。



3.強く儚い者たち


3曲目が「強く儚い者たち」。
もう、この曲はライヴの定番になってるみたいで、毎回歌ってくれるので嬉しいです♪♪
曲のイメージよりも、気迫のある歌い方で、やっぱり圧倒されました。



4.Light up
5.十三夜


そして、アルバム「エメラルド」から、「Light up」「十三夜」の披露。
まさか全曲歌うとは思ってなかったので、この2曲は今回は聴けないものだと思っていました。

どちらも大好きな曲なので、生で聴くことができて嬉しかったです。
ライヴで聴くと、また雰囲気あって、物凄くよかったです。



6.カウントダウン


MCもなしに、立て続けに、しかも、全身全霊で歌い続けるCocco。
「カウントダウン」は、これまでの曲にも増して、物凄い迫力でした。
ほぼ中央の席だったので、「撃ち殺されたいの?」と目の前で歌われて、まるで自分が言われてるような気がして怖かったです。



最初のMCは、この辺りだったのかな。
挨拶もなしで、ずっと歌い続けてたので、一言もしゃべらずに終わるのかと思いました。

「こんばんわございます。Coccoです」
歌ってる時のあの壮絶なイメージとは違い、話し始めると、相変わらずとっても可愛いです(*^-^*)
たくさんの「あっちゃん」コールを受けて、「あっちゃんでも、コッキーでも、番長でも、お好みで…よろしくお願いします」
最初のMCはこれだけ。そして、再び、歌い始めます。



7.4×4
8.クロッカス
9.のばら

10.カラハーイ
11.あたらしいうた


アルバム「エメラルド」からの曲が続きます。どの曲も物凄くよかったです。
「4×4」の歌声、凄くよかったです。彼女が歌う英語の曲は、とても魅力的に感じます。
「カラハーイ」は、会場全員で手拍子をしました。物凄い盛り上がって、めちゃめちゃ楽しかったです。
「あたらしいうた」では、両手を上げて、くるくるとバレリーナのように回ってみせてくれました。
赤いドレスの裾がふわっと広がって、手足が長くて、とっても綺麗でした。



12.焼け野が原
13.樹海の糸


「焼け野が原」を聴くと、活動中止(結果的には休止となりましたが)の時を思い出します。
「樹海の糸」は、やっぱり綺麗な曲ですね。イントロ聴いただけで、涙でちゃいました。



14.三村エレジー


生で聴けるのを楽しみにしていた曲のひとつ。独特の雰囲気で、かなり好きな曲です。
この曲の歌い方は、激しいわけではなく、淡々とした感じで、沖縄っぽい歌い方も入ってて、物凄く好きです。
ライティングの効果も雰囲気あって、めちゃめちゃかっこよかったです。



15.Spring around
16.Stardust

「Stardust」のイントロが始まり、綺麗な演奏にうっとりしてたら、Coccoが鍵盤を叩いて、演奏の邪魔をします(笑)
堀江さんが曲順を間違えたので止めてたみたいなのですが、その行動がとっても可愛かったです(笑)

そして、大好きな曲「Spring around」
彼女の楽曲としては、珍しいテクノ系(?)の曲。歌い方がめちゃめちゃ可愛くて大好きです。
曲のはじめに、ちょっとセクシーな仕草を見せてくれたりして、とっても可愛かったです(*^-^*)

改めて、「Stardust」のイントロ。さっきのこともあり、演奏が始まると、ちょっと笑いが起こりました(笑)
Coccoの歌声はもちろん、演奏も物凄く素晴らしかったです。



17.眠れる森の王子様 ~春・夏・秋・冬~
18.蝶の舞う


「眠れる森の王子様」も迫力ありました。ラストの息づかいも凄かったです。
「蝶の舞う」も、生で聴くのを楽しみにしていた曲です。
予想していた通り、物凄い迫力でかっこよかったのですが…少しだけ欲を言わせてもらうと、もうちょいスローテンポのほうが更によかったのにって思いました。



ここでMC。照明が落ちて、真っ暗になった中、「さて、あっちゃんはどこにいるでしょう?」という可愛い声(笑)
ライトが点くと、Coccoは堀江さんの奥に隠れていました。歌ってない時の彼女は、ホントに可愛らしいです♪♪

「みんなでじゃんけんして。負けた人がメンバー紹介」と仕切りはじめるCocco(笑)
堀江さんに「仕切って!」と命令し(笑)、メンバー5人にじゃんけんをさせます。
じゃんけんで負けたアッキーこと藤田さんが、全員のメンバー紹介。

メンバー紹介が終わり、ステージ中央に立ち、話し始めます。
「ふと思ったんだけど。生きてるうちに、あと何回ツアーが出来るのかって」
“生きてるうちに”なんていう言葉を使うので、胸がずきっとしました。
「1年に1回、アルバム出してツアーやったとしても、50回…も出来ないし。今回だって3年ぶりだし」
「そう考えると、今っていうか今日がとても大事な時間に思えます。今日は来てくれてありがとう。」
「好き勝手なことばっかりやって、スタッフにもいつも心配かけて、みんなにも心配かけてるけど…Coccoは元気です」
「“またね”っていう具体的な計画はないけど、“またね”っていう約束はします」



19.遺書

「“またね”っていう約束はする」って言ってくれたはずなのに。
この曲を歌うCoccoを見ていたら、なんだか、「もう会えないんじゃないか」って。
「これが最後になるんじゃないか」って…そんな気がしてしまい、涙が出てしまいました。



20.絹ずれ ~島言葉~
21.玻璃の花


彼女の歌声がとにかく好きです。
どんな雰囲気の歌い方も、ホントに魅力的で、とにかく歌声に惹き込まれます。

ラストナンバーとなった「玻璃の花」。
彼女の歌声があまりにも綺麗で、気がつくと涙が頬を伝っていました。

ラストは、全員で手をつないで挨拶。
最後に、Coccoだけがステージに残り、くるくるっと回って、お辞儀をしてみせてくれました。

言葉ではうまく表現できないけど、物凄く心に響いたライヴでした。
今回、このツアーに参加できたことを、きっと一生忘れません。
そして、彼女がツアーをやってくれるたびに、絶対にまた会いに行きたいです。

(2010.11.12)